介護・福祉知識まとめらぼ

当サイトでは、ホームヘルパー、介護福祉、また一般的な病気なども含み、介護全般に関する用語・資格情報を紹介しています。お役に立てるよう頑張ります!

あ行

音声障害とは 職業や環境が大きく影響?

投稿日:2018年8月5日 更新日:

今回は「音声障害」について説明します。

 

音声障害ってなに?

音声障害とは、音声を構成する四つの要素(声の音質、高さ、強さ、声の持続)のいずれかに障害が生じることです。

 

音源の障害であって、発語に必要な運動経路や器官の障害である構音障害とは異なる点が特徴です。

構音障害 ・・・ 発音が正しく出来ない症状をいい、喉頭の障害である発声障害とは区別される」

 

また、声帯に無理な負担をかけて長時間歌い続けた時にも起こる現象です。声帯を休ませることなく無理な発声を繰り返していると、声帯が真っ赤に充血して炎症を起こしてしまいます。

 

その後、声が枯れたりや喉の痛みを感じたりするようになります。最終的にはポリ-プができてしまい、手術が必要になったり、ガラガラと艶のない声になってしまったりすることもあります。

 

普段から声帯を酷使する歌手や声優、役者などの方が発声トレーニングなどをしすぎるとこの症状を発症するリスクが高くなってしまいます。

 

音声障害は会話に大きく影響を及ぼすので、日々のコミュニケーションの質を大幅に下げてしまうことも特徴です。

 

音声障害の発生を避ける方法は?

発声するときに大きく妨げとなってしまう音声障害ですが、この音声障害を予防する方法はあるのでしょうか。

 

これについては、ひとことで音声障害と言ってもその発生原因は多岐に渡りますし、体質や環境などの差もあるので一概に必ず予防できると断言することはできません。

 

しかし、たとえば歌手の方であれば、その日の喉の状態を考慮して状態の悪い日は練習を少なくするといった工夫や、普段からマスクをして体外からの異物混入を防いだり、喉の湿度を保ったりすることも効果的です。

 

そのため、対象者によってケースバイケースになってしまいがちですが、ある程度リスクを減らすことができる場合もあります。

職業や環境から考えて、不安に感じた場合は医師など専門的な知識を持つ方に相談するのも大切です。

 

おわりに

今回は「音声障害」について説明しました。

職業や環境が大きく影響するので、今一度自分の状況を考えてみるのも大切かもしれません。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします!

 


-あ行

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

インシュリン

膵臓(すいぞう)のランゲルハンス島のβ細胞と呼ばれる組織から分泌 されるホルモンのこと。血糖を下げる作用があるため、糖尿病の治療薬 (注射薬)として用いられる。ときに、低血糖状態になることがあり、動悸 …

no image

移乗動作

移動前と移動後の平面が変わるときに用いる。日常生活活動の分類、 訓練などで重要なものの一つ。ベッド-車いす、車いす-便器等の乗り 移りの動作をいう。移乗動作は、障害者が日常生活を営むためには、 不可欠 …

no image

アフターケア

医学的には手術や退院後の療養指導をさす。フォローアップという用語 が使われることがあるが、意味は異なり、社会福祉援助の過程におい て、援助終結後も利用者の状態によって引き続き対応する活動のこと です。 …

no image

一次障害

人間の身体的、精神的な機能がなんらかの理由で十分に働かない状態 で、器質的に不可逆(ふかぎゃく)な場合、障害があるという。その障害 のうち、病気、怪我、あるいは先天的な理由で生じた最初の障害を一次 障 …

no image

医療保護入院

精神保健指定医による診察の結果、精神障害者であり、かつ、医療およ び保護のため入院の必要がある者であって、精神障害のために本人の 同意にもとづいた入院(任意入院)が行われる状態にないと判定されたも の …