介護・福祉知識まとめらぼ

当サイトでは、ホームヘルパー、介護福祉、また一般的な病気なども含み、介護全般に関する用語・資格情報を紹介しています。お役に立てるよう頑張ります!

さ行 資格情報

新たな介護系資格?「スマート介護士」ってなに?

投稿日:2018年10月15日 更新日:

今回は「スマート介護士」について説明していきます!

 

そもそもスマート介護士ってなに??

スマート介護士という聞きなれないこの言葉。

それもそのはずで、この「スマート介護士」は2019年3月頃(平成31年3月頃)に第1回目の試験の実施が予定されている介護系資格です。

 

そのため、まだスマート介護士の試験に合格した人も存在しないという非常に新しい介護系資格だといえますね。

 

この資格の創設・試験運営を行っているのは『社会福祉法人善光会のサンタフェ総合研究所』さん(住所:東京都大田区東糀谷 6-4-17 TEL:03-5735-8080 理事長:梅田茂)です。

 

実際に社会福祉法人善光会さんのこちらのホームページでスマート介護士についての詳細な説明などが掲載されています。

 

スマート介護士の内容や創設された経緯や背景は?

詳細なスマート介護士の内容や創設された経緯については、上記に載せているリンクからご確認いただければと思いますので、ここでは要点を引用しながらかいつまんでお伝えしようと思います。

 

スマート介護士の内容

まず、スマート介護士の内容について説明します。

 

◆「スマート介護士」とは
介護ロボット・センサー機器を組み込んだサービス提供体制を創造、設計、導入し、さらに継続的に改善するための専門性を兼ね備えた、介護の質の向上と効率化を図ることのできる介護士です。

 

つまり、スマート介護士はひとことで言うと、「介護ロボットやセンサー機器など、最新技術に関する知識が豊富な介護士さん」ということですね。

 

たしかに、介護分野は肉体的に「人」が作業を行うのが難しいこともありますし、最新技術を投入することによって利用者の利便性の向上や介護士の負担の減少につながると長期的にメリットがありますよね。

 

スマート介護士はどのような経緯や背景があって創設された?

次に「スマート介護士」の資格が新たに創設された経緯や背景について説明します。

 

◆「スマート介護士」創設の目的
高齢化が急激に進む中、介護現場では少ない人員で高品質かつ効率的な介護サービスを提供しなくてはなりません。そんな中注目を集めるのが介護ロボット・センサー機器ですが、運用の難しさからまだ普及に至っていないのが実情です。

 

しかし、増大する財政負担、不足する介護職員、増え続ける要介護(支援)者といった背景から、介護業務の改革をしなければならない時が迫っています。

 

介護士の不足や負担増、さらなる高齢化の進行などによって将来は現在以上に介護現場の混乱が予測されていますよね。

 

そのようなさまざまな問題に対して対応するために、介護ロボットやセンサー技術などの最新技術は非常に注目されています。

しかし、その反面そのような技術は総じて専門性が高く、適切に扱えない場合も考えられます。

 

そこで、そのような専門的な知識を現場で運用できるスキルをもった介護士さんを増やすことでさまざまな問題解決を図ったり、日々の業務を最適化したりすることができます。

 

似たようなことを私も日々感じているのですが、このまま何も手をうたないでいると将来の日本の介護現場は悲惨な状況になると思うので、是非このような体制が整っていけばと思います。

 

スマート介護士試験の試験概要

スマート介護士試験の試験概要について下記に整理してみました。

 

試験実施日

2019年3月17日
試験実施級Basic(初級)Expert(中級)
試験実施エリア東京・大阪・福岡
申込締切2019年1月31日
受験料Basic 6,480円
Expert 8,640円
問題形式マークシート択一方式
合格基準約70%以上で合格
受験資格なし

 

特徴としては、試験の実施内容が「Basic(初級)、Expert(中級)」と2段階に分類されている点や、受験資格が特に必要ない点などが挙げられます。

 

まだ具体的な試験難易度などはわかりませんが、介護現場で働いている人以外でも受験できますし、動向に注目しておいて損はなさそうですね!

 

おわりに

今回は「スマート介護士」について説明しました。

この資格はまだまだ認知されていないこともあり、今後の動向が気になっています。

次第に受験者数が増えていくといいなぁ。

 

あ、ちなみに私も受験しようと思います!(プログラミング系のことがあれば自信あるけど・・さすがに出題されないな笑)

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします!

 

 


-さ行, 資格情報

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

摂食障害

手の機能障害や、口腔内の障害、頭部の筋・口唇・舌・嚥下筋の筋力低下 や麻痺などがある。また、食に関連した精神障害で、思春期・青年期の女子 に多い極端なダイエットを中心とした拒食症と、反対に多食となる過 …

no image

臨床心理士認定試験

臨床心理士認定試験は、大学等で心理学等を学び、一定期間の臨床心理の実務経験が必要です。 受験資格について 1. 平成19年度における資格審査では、下記の)の受験資格基準いずれかに該当する 者で、かつ、 …

no image

社会福祉

社会保障制度審議会の昭和25年の勧告による、社会福祉とは、国家 扶助の適用えお受けている者、身体障害者、児童その他援護育成を 要する者が自立してその能力を発揮できるよう必要な生活指導、更生 補導その他 …

no image

せん妄状態

意識障害の一種で意識混濁と幻覚、錯覚、不安、不穏、興奮を示す状態 のこと。アルコール依存症、痴呆疾患に伴うことが多い。せん妄状態では、 外界の認知が悪くなり、思考や判断が混乱する。目つきは力を失い、表 …

no image

身体障害者福祉工場

身体障害者授産施設の一種だが、企業的色彩が強く、その利用は経営 主体との契約による。経営主体は原則として社会福祉法人。労賃は原則 として従業員が自活できる額を最低とし、能力に応じた額が支給され、居 住 …