介護・福祉知識まとめらぼ

当サイトでは、ホームヘルパー、介護福祉、また一般的な病気なども含み、介護全般に関する用語・資格情報を紹介しています。お役に立てるよう頑張ります!

か行

更生相談所

投稿日:2018年8月18日 更新日:

 

今回は「更生相談所」について用語の意味や用法を説明します!

 

更生相談所とは?

更生相談所とは、ひとことで言ってしまえば、「障害者の更生を助ける場所」のことです。

 

更生というとちょっと堅苦しいかもしれませんが、要は障害者の日常生活を快適に過ごせるようにサポートしたり、仕事をはじめとした社会復帰をサポートしたりすることを目的としています。

 

そして、更生相談所には2種類あり、身体障害者更生相談所知的障害者更生相談所に分類されています。

 

これらは「読んで字のごとく」なのですが、障害者の特徴に合わせて適切な更生をサポートするために、身体的な障害を持っている人に向けた更生相談所と知的な障害を持っている人に向けた更生相談所に分かれています。

 

相談所で相談を受ける側にとっても、相談に来る方がどんな障害をもっているかをあらかじめ分類できれば、その分野に合わせた専門家(専門職員)をそれぞれの更生相談所に配置しやすくなるので、その観点でもメリットがありますよね。

(「2つに大別しただけじゃん」と言われてしまえばそれまでですが・・・笑)

 

また、更生相談所の専門職員の資格として、身体障害者福祉司知的障害者福祉司という資格があります。これは任用資格です。

 

身体障害者福祉司と知的障害者福祉司についての詳細な説明は今回の記事では控えますが、身体障害者福祉司はリハビリなどの運動機能回復のサポートの仕事が多く、知的障害者福祉司はカウンセリングなど、信頼関係を築くコミュニケーションの仕事が多いようです。

 

この更生相談所は都道府県または政令指定都市に設置されます。

なお、都道府県の設置は必須となっているため、どこの都道府県に在住していても更生相談所(身体障害者更生相談所と知的障害者更生相談所ともに)を利用することができます。

このような施設が近くにあると、いざというときに安心できますよね。

 

おわりに

今回は「更生相談所」について説明させていただきました。

 

更生相談所は障害がある方のサポートを行っているところで、障害の性質を考慮して身体障害者更生相談所と知的障害者更生相談所の2つの種類があるということをおさえておきましょう。

 

私は障害者の方が無理せずに社会に復帰して活躍することは、さまざまな面から考えて社会に好ましいことだと思います。

なので、このような施設がさらに認知されてほしいですし、施設数自体の増加も期待していこうと思っています。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

今後とも、よろしくお願い致します。

 


-か行

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

仮性痴呆

うつ病では、自発性や注意力の低下が起こり、痴呆と似た状態を示 す。真の痴呆でなく、一過性にあたかも痴呆のような状態を示すもの。 高齢者の意識障害やうつ状態にみられるが、治療によって改善され る。老年期 …

no image

共有スペース

グループホームにおいては、共有スペースを取り囲むように居室を配置 し、居室を出ると皆が集うリビングがあるという空間設計を採用するところ が多い。このように、共有スペースは、単に面積を確保するだけではな …

no image

骨髄移植

患者と提供者のHLA(白血球)が一致しない場合(全患者の約7割)、広く 一般の人から提供者を募らねばならない(一致率は数百~数万分の一)。 このような現状を踏まえて、公的骨髄バンク事業が厚生労働省主導 …

no image

甲状腺疾患

甲状腺疾患には、甲状腺ホルモンの分泌過剰(甲状腺機能亢進症)と分 泌不全(甲状腺機能低下症)の他、ヨウ素含有食品の摂取不足に関係す る(単純性)甲状腺腫、急性あるいは慢性の甲状腺炎、甲状腺癌などがあ …

no image

更生相談

生活や就業等の各種の福祉施策に関する相談を行い、必要に応じ、身体 障害者更生援護施設への入所またはその利用を必要とする者に対しては 適当な施設に入所または利用させること等の指導を行う、医療または保健 …