今回は「運動許容量」について説明します!
運動許容量って?
運動許容量とは、その名称のとおり「運動が許容される範囲」のことです。
これは主に運動の目安や上限のラインとして意識され、オーバーワークを防ぐための指標して利用されています。
というのも、運動は、運動に取り組む人の身体能力に合わせて実施されることによって、血行改善や筋肉増強、ダイエットなど、さまざまな身体的なメリットがあります。その他、精神的解放感や充実感をはじめとした精神的なメリットも得られます。
しかし、逆に運動に取り組む人の身体能力を大幅に超えて行われた場合には、過度な心臓や肺への負担や、腱や関節の損傷など、心身の健康を損なう可能性もあります。
そこで、その判断基準の一つとして活用しようとされたのがこの「運動許容量」という概念です。
具体的な運動許容量の内容は?
運動許容量は運動に取り組む一人ひとりに合わせて変化します。
やはり、年齢や性別、同じ年齢でもプロのアスリートと一般人ではその身体的な能力に大きな差がありますから、それを考慮するのは重要ですよね。
その際、特に注目される要素として、次の3つの要素が挙げられます。
- 運動の強さ
- 運動の頻度
- 運動の継続時間
以下、3つの項目についてそれぞれ説明します。
まず、1つ目の「運動の強さ」とは、「運動の強度」とも言い換えられますが、たとえば「ベンチプレスの重量を5キロ増やす」といったことです。この場合は強度が強くなっていますね。
2つ目の「運動の頻度」とは、たとえば「週に3回」、「1日に2回」などです。これはわかりやすいですね。
3つ目の「運動の継続時間」とは、一回当たりの運動をどれくらいの時間で行うかを意味します。これもわかりやすいですね。
これらをみると、3つとも意味については比較的シンプルですよね。
しかしその反面、それぞれ判断基準や判断内容をどうするかが難しい印象を持ちます。
運動許容量の判断基準・判断内容は?
そこで気になるのが運動許容量の判断基準・判断内容ですよね。
この点については、さまざまな理論や分野の知識が参考にされているようで、比較的複雑になっています。
その中でも、主に参考にされているのが「リハビリテーション工学」の中の「運動工学」であり、運動計測法、運動分析法、運動シュミレーション技術、運動機能の客観的評価法などがその内容になるようです。
このあたりは専門的な知識が必要とされるので、実際に自分の運動許容量を把握したい場合は、医療やスポーツに精通した方の判断を仰ぐべきですね。
おわりに
今回は「運動許容量」について説明しました。
身体に適度な負荷になるよう、運動の負荷が強すぎず弱すぎずという範囲で運動に取り組みたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします!