介護・福祉知識まとめらぼ

当サイトでは、ホームヘルパー、介護福祉、また一般的な病気なども含み、介護全般に関する用語・資格情報を紹介しています。お役に立てるよう頑張ります!

さ行

社会的不利

投稿日:

社会的不利とは、機能障害や能力低下(能力障害)の結果として、個人に

生じる社会的な不利益のことである、例えば、障害を理由に就職や就学を

拒否されたりする場合や、障害のある人にも利用できるような環境が整って

いないために、特定の場所に入ることができなかったりする場合、その人は、

機能障害、能力障害などに起因した社会的不利を被っていることになる。た

だし、機能障害や能力障害とは区別され、環境や制度が整えば、機能障害、

能力障害が重い人でも、社会的不利を軽減することは可能である。WHOは

国際障害分類(1980年)において、障害の3つのレベル(機能障害→能力障

害→社会的不利)の概念を提起したが、これによれば、社会的不利とは、機

能障害や能力障害の結果として、その個人に生じた不利益であって、その

個人にとって(年齢、性別、社会文化的因子からみて)正常な役割を果たす

ことが制限されたり妨げられたりすることであるとされた。


-さ行

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

社会福祉士

社会福祉士及び介護福祉士法によって創設された福祉専門職の国家資 格。社会福祉士の登録を受け、社会福祉士の名称を用いて、専門的知識 および技術をもって、身体上の障害があることまたは環境上の理由により 日 …

no image

守秘義務

秘密を守るべき義務をいう。医師、弁護士、介護福祉士など一定のものが 職務上知った秘密を守るべき法律上の義務。漏らせば処罰される。社会福 祉援助技術(ソーシャルワーク)でいう秘密保持の原則と同じで、クラ …

no image

神経症

精神病や精神病質、知的障害はこの分類に含まれない。治療により治癒した 場合、後遺症を残すことはまずない。特有な性格傾向を認め、疎通性、病識が あり、治療意欲が高いことが特徴である。不安神経症、脅迫神経 …

no image

自立生活

昭和57年の身体障害者福祉審議会答申では、自立生活とは、四肢麻痺 など重度な障害者が、介助者や補装具等の補助を用いながらも、心理的 には解放された責任ある個人として主体的に生きることである、としている …

no image

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)

馬尾神経症状が主体の腰部脊柱管狭窄症と、頸髄の圧迫による症状が 主体の頸部脊柱管狭窄症に大別される。前者は、腰をかけて休むと軽快 する間欠跛行(かんけつはこう)、下肢のしびれ、痛み、膀胱や直腸の機能 …