介護・福祉知識まとめらぼ

当サイトでは、ホームヘルパー、介護福祉、また一般的な病気なども含み、介護全般に関する用語・資格情報を紹介しています。お役に立てるよう頑張ります!

あ行

温熱療法とは?

投稿日:2018年8月5日 更新日:

今回は「温熱療法」について説明します。

 

温熱療法ってなに?

温熱療法とは、温熱を利用して局所または全身の治療を行う方法のことです。

また、熱カロリー刺激で有益な生体反応を利用して、体力の向上、抵抗力の調整に役立てようとする方法ともいえます。

 

この温熱療法はハイパーサーミアとも呼ばれ、がん細胞を死滅させるのに役立つのではないかという情報もあります。

 

しかし、私なりにインターネットで調べてみたところ、がん細胞を死滅させるという観点で見た場合、実際の効果の信憑性がうすいものやリスクが高いなどという情報が多く、実際に試すのはちょっとこわいなぁという印象を受けました。

 

もし、がん細胞を死滅させる目的で温熱療法を実際に試したいと思った場合、事前に医者など専門的な知識を持った方に相談してから行いましょう。

 

温熱療法の熱の発生方法は?

温熱療法の熱の発生方法にはさまざまな種類があります。

 

大まかにカテゴリー分けすると、

  • 伝導熱(ホットパック、パラフィン)
  • 伝導・対流熱(水、蒸気)
  • 高周波によるもの(ジアテルミー、超音波、極超短波)
  • 機械的振動によるもの(超音波)

などがあります。

 

ひとことで温度を高くすると言っても、たくさんの方法があることがわかりますね。

手軽さや専門的な器具の有無など、それぞれ特徴がありそうです。

 

がん以外の治療は?

がん細胞に対して温熱療法を用いるケースがあることはお伝えしました。

ここでは、がん以外にはどのような症状の治療に用いられるのかをお伝えします。

 

温熱療法を用いるケースの一例として、疼痛(とうつう)や知覚過敏(ちかくかびん)が挙げられます。

これらは主に血行の改善、筋肉や組織の軟化を目的として用いられます。

 

温めることで血行を改善するというのは、イメージしやすいですよね。(日常的なもので言えば、程度の差はありますがお風呂や温泉などでも同様の効果が実感できると思います。)

 

疼痛や知覚過敏について、以下に簡単にまとめておきます。

「疼痛 ・・・ ずきずきする痛み、うずく痛み」

「知覚過敏 ・・・ 虫歯でもないのに、冷たいものがしみる、歯がしみる、歯ブラシが当たって痛む、などの症状を歯の知覚過敏症という」

 

 

おわりに

今回は「温熱療法」について説明しました。

上記でも触れましたが、実際にこの方法を試す場合には、必ず専門家の意見を聞いたうえで行ってくださいね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします!


-あ行

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

アウトリーチ

アウトリーチとは手を伸ばして取る、手を差し伸べるなどと意味し、リーチ アウトという用語が用いられることもあります。福祉などの分野における 地域社会への奉仕活動、公共機関の現場出張サービスなどの意味で多 …

no image

医療ソーシャルワークの意義や課題とは?

今回は「医療ソーシャルワーク」の意味や意義、課題について説明します!   そもそも「医療ソーシャルワーク」ってなに?具体的にどんな意味? まず、「医療ソーシャルワーク」の意味について確認して …

no image

一次判定(要介護認定)

要介護認定の申請に基づき行われる認定調査、結果をコンピュータ処理してどの程度の介護に要する時間が必要であるかを推測するもの。 最終審査会において、保健・医療・福祉の学識経験者が一次判定結果に主冶医意見 …

no image

あ行一覧

あ行一覧です。

no image

アクティビティ

心身の活性化のための手助けのことです。入所施設やデイサービスセン ターなどで実施されています。内容は趣味、生きがい活動、手芸、ゲーム、 歌、陶芸等の多技にわたるが、近年では、心理学的リハビリテーション …